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パズル一番町

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【たけブロ Vol.5】先人の遺したノウハウが、新しいビジネスチャンスに

皆さまこんにちは。パズル一番町です。

4月になり、先日新しい元号が発表されました。
昭和、平成、そしてまた新しい時代への扉が開かれようとしています。
私たちの生活が大きく変わる訳ではないですが、いい意味で大きな変化のきっかけになってくれると嬉しいですね!

さて今回は、「たけブロ」Vol.5の投稿です。
第5回目となる「たけブロ」は、『先人の遺したノウハウが、新しいビジネスチャンスに』をご紹介させていただきます!

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こんにちは。パズル一番町運営会社、株式会社アンビシャス代表の小川猛志です。
ブログVol.5にして初めて、東京のオフィスで執筆しております。これまでは空港だったり、台湾だったり、いろいろな場所で書いてきましたが、初!東京オフィスからお届けです。

平成もあと1ヶ月。「令和」元年が5月から始まりますね。新しい時代の幕開け、まさに歴史的瞬間です。パソコンで「れいわ」って打っても、まだ元号の漢字が出てきませんが、すぐにパソコン上でも馴染みの元号になるのでしょう。

さて、そんな新しい元号で日本中が沸きに沸いた4月1日。
これまでの元号は中国の古典から言葉を引用してきたそうですが、史上初、今回の「令和」は日本最古の歌集「万葉集」からの引用となりました。ニッポン人として、なんだかとてもワクワクするというか、誇らしく思う元号ですね。

そんな元号を見て、「なんか、昔の人達ってすごいよなー。」なんて思ったりしながら、やはり先人の叡智が脈々と世代を超えて活きているというのは、現代を生きる今の僕たちの日常における何気ないことにも、何かしらヒントを与えてくれているのではないか?と思うのです。

昔の四字熟語に、「温故知新」という言葉があります。「故(ふる)きを温(あたた)めて新(あたら)しきを知(し)る」、読んで字のごとく、過去や昔の出来事をうまく活用し、新しいなにかに結びつける、という意味ですね。
今回の元号「令和」もおよそ1200年以上も前(!)に編纂されたとされる万葉集から言葉をつむぎ、21世紀の新たな元号となって生まれ変わるという点からは、ある意味「温故知新」かもしれません。

もっと身近な事例で考えてみても、例えば僕らが便利に使っているものや、それらのサービスを提供しているビジネスモデルも、実は意外と「温故知新」モノが多いんですよね。

今から遡ること40年以上前、「音楽」を聴くという行為は基本的に「室内で聴くもの」という概念が当たり前でした。「もっと音楽を気軽に、音楽を室外に!」という思いが形になったのが1979年に発売されたソニーの「ウォークマン」シリーズです。ウォークマンの登場は、世界の音楽リスナーに衝撃を与えた商品だと言われていて、このウォークマンに衝撃を受けた企業の一つがアメリカの「アップル社」だと言われています。今僕らが普通に使っている、というかむしろ無くては不便な「スマホ」。
そう、今のiphoneやその他のスマホの前身となるのが、このウォークマンに衝撃を受けて生まれたアップルの「ipod」です。
今でこそウォークマンは下火ですが、現代においてみんなの生活に必要不可欠になったスマホは、そんなウォークマンの「温故知新」商品ですね。

もう一つ身近なサービスを見てみましょう。今話題の「メルカリ」。
誰でも簡単に、不要になったものをサイトにアップして、現金化できてしまう、すごいプラットフォーム。
僕自身はまだ使ったことがないのですが、最近いらなくなったものも多くなってきたので、近々使ってみようと思っていますが、これも昔で言うところの「質屋」の現代版みたいなものです。不要なものを店に持っていって買ってもらうという質屋の制度と、ITの利便性をかけ合わせた、まさに「温故知新」サービスです。
他にも皆様の周りにある商品やサービスを見てみれば、意外とこのような「温故知新モノ」はものすごい多いことに気づくはずです。

実際の僕の事例でも、最近それを感じた出来事がありました。数十年ぶりに再会した、小学校時代のプチ同窓会。昔懐かしい友達同士が大人になり(というか、いいオッサン、オバサン笑)、昔話や今のそれぞれの話に花を咲かせていると、ひょんなところからお互いの仕事でコラボレーションが生まれたりします。

つい先日も、その同窓会の延長線上で25年ぶりに再会した幼馴染が、台湾に飲食店を出したいということで、今の僕が行っている事業とのコラボレーションの話が一気に加速しました。これもまた、個人個人の人脈における「温故知新」ですね。

これから起業する人、または会社で新規事業を画策している人などは、ぜひこの「温故知新」を頭に浮かべて事業アイデアを考えてみてはいかがでしょうか?
世の中にある、一見突拍子もない革新的なサービスに見えるものでも、実は意外と、これまであった「何か」をアレンジしたり、他の「何か」と掛け合わせたりして生まれていることがほとんどだったりします。
「歴史を知るものは今を制す」みたいなことをよく名経営者の方々はおっしゃっていますが、まさにそれも温故知新。今を生きる僕ら日本人の大先輩である先人たちの叡智の積み重ねが「今」。僕らもそんな先人の叡智をお借りして、次に来る未来に素敵なバトンを渡せるよう、「温故知新」ビジネスモデルをたくさん考えていきましょう!
これからもよろしくお願いいたします!

2019年4月3日 東京オフィスより 小川 猛志