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パズル一番町

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【たけブロ Vol.17】岡目八目。

こんにちは。パズル一番町運営会社、株式会社アンビシャス代表の小川猛志です。

先日まで、人生初めてのニュージーランドに行ってきました。今回のブログは、そんなニュージーランドで感じたあれこれを、綴ってみたいと思います。

その前に、今回のブログタイトル「岡目八目」という四字熟語を皆さんは御存知ですか?「おかめはちもく」と読みます。この四字熟語はもともと囲碁の世界に由来がある言葉で、囲碁を打っている当事者よりも、周りでその試合を見ている人のほうが八目先まで手が読めるという意味から転じ、私達の身の周りに起こることに当てはめ、当事者(自分)よりも第三者のほうがその情勢や利害得失などがよく見えていることが多い、というときに使われる言葉です。

台湾を中心に、僕は毎月日本の外へ出ていろいろな人と会ったり話したりしていますが、今回遠く離れた南半球のニュージーランドに行ってそこに暮らす日本人の人たちといろいろな話をして、まさにこの「岡目八目」を改めて感じた次第です。

ニュージーランドは、オーストラリアの東側にある島国ですね。日本から四国と九州を抜き取ったような、なんだか日本人にもその国土の形に親近感を覚えてしまう国です。そんなニュージーランドは、なんと人口が500万人未満。人間よりも、4000万頭とも言われる羊のほうが多いという(笑)、僕ら日本人にはちょっと想像し難い国です。ラグビーのワールドカップが日本で開催されたことから、僕たち日本人にも今まで以上に馴染み深い存在になったニュージーランド(残念ながら準決勝でニュージーランドも敗退してしまいましたが・・・)。

そんなニュージーランドは、「移民国家」としてとても成功を治めている国でもあります。中国系、インド系、アフリカ系、朝鮮系、そして日本人など、様々な系統の人達がまじりあって暮らしています。ニュージーランドに居住者として登録して住んでいる日本人は1万人弱だそうです。自然豊かなニュージーランドにも、たくさんの日本人が活躍しています。

今回僕がニュージーランドを訪れたのは、とあるニュージーランド在住の日本人の方からお仕事の協業提案を頂いたのがきっかけです。その方は日本を離れて5年。それ以外にも20年近くニュージーランドで暮らしている、現地でバリバリビジネスをやっている第一線の皆様とお会いする機会に恵まれました。

僕のように、日本と海外を行ったり来たりしている身にとっては、都度日本で何が起きているのか、日本は今どんな状況なのかを肌感覚で感じられる立場であるので、当然長年日本を離れてニュージーランドで暮らしているそんな皆様よりも、日本の状況はよく知っていると思い込んでいます。しかし実際、皆様と様々なお話をしていると、僕以上に日本のことをよく理解しているし、今日本が、そして日本人が、何をすべきなのかを至極的確にお話されます。 

「日本人として、祖国のことを愛する気持ちはずっと変わらない。こうして日本を離れて、異国の文化の中で暮らしていると、今まで気づかなかった日本の本当の良さや、逆に日本の脆さをもっと知ることができる。」そんなお話を、異口同音に皆様が言っていました。

日本は世界有数の大国であり、世界有数の富裕国です。そんな日本でずっと生活をしていると、慣れとは恐ろしいもので、それが当たり前になってしまうこともあります。でもそんな日本を離れて、違う国の人々や違う習慣、文化に触れながら暮らしていると、まさに「岡目八目」な目線で日本という祖国をいろいろな角度から見ることができるんですね。

日本のパスポートは、無条件で渡航できる国が最も多い世界最強のパスポートです。それなのに日本人のパスポート所持率はわずか23%しかありません。世界の垣根が低くなっている今、日本人ももっともっと海外に目を向け、海外に飛び込むことで、今よりもさらに日本を知り、自分を知ることにつながるかもしれません。僕自身も、毎月海外へ行き、そして今回もニュージーランドに行ったことで、よりその思いを強くしました。

かっこいいニッポンを、みんなで広めましょう!

では、本日のブログはこのへんで。それではまた!

2019年10月30日 東京オフィスより 小川 猛志