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パズル一番町

東京都千代田区一番町10-8 一番町ウェストビル5階

TEL.03-3556-1040

【たけブロ Vol.18】台湾国際不動産博覧会にて。

こんにちは。パズル一番町運営会社、株式会社アンビシャス代表の小川猛志です。
ニュージーランドから日本へ戻り、約一週間の日本滞在後、現在は台湾に来ています。

今回は一年に一回のイベント「台湾国際不動産博覧会」に出展する他、セミナーや他の打ち合わせなど台湾でのお仕事が目白押し!6日に台湾に到着してから毎日動きっぱなしです。笑

先週の金曜日から4日間の日程で行われた台湾国際不動産博覧会。
2016年から毎年出展していますが、毎年いろいろな出会いや発見があってとても勉強になります。
世界各国から様々な不動産会社が出展していて、台湾にいながら、世界各国の不動産情報に触れられる他、いま世界の不動産マーケットはどうなっているのか等がよくわかります。

毎年台湾国際不動産博覧会で一番強く感じるのが、やはり「日本と台湾の繋がり」です。毎年、国別出展企業の中で最も多いのがダントツで日本企業です。今年は全部で33の国・都市のブースが出展していますが、日本企業のブースはその中でなんと12ブースを占めています。東京、九州、沖縄、北海道、大阪などなど・・・様々な日本の都市の不動産企業が出展しています。それだけ、日本の不動産会社も台湾のマーケットを重視していると言う結果ですし、台湾の皆様も日本に親しみを持っていただいている証拠です。

他にはオーストラリア、タイ、マレーシア、カンボジア等毎年出展している国もありますが、今年は新しくドバイ、バリ、そしてキプロスなど前年までは見たこともないような国の不動産会社も出展していました。

毎日会場内の各ブースの様子を見て周ったのですが、多くの来場者を集めていたのはタイ、マレーシア、カンボジアでした。台湾国内ではここ数年、東南アジアの不動産投資が非常に活発で、今年の博覧会もその人気は衰えることない人気ぶりでした。その他、ドバイのブースも多くの来場者で賑わっていました。

来場者に人気のブースの共通点は、

1.東南アジアの新興国であること、
2.総じて不動産価格(物価)が安い、
3.比較的高利回りである、
4.利回り保証をしている、

などが挙げられます。
また、これらの国は日本から比べると立地的にも台湾から近く、心理的な親近感も多少影響があるかと思います。

新興国の不動産投資は上記のような魅力が多くの投資家を引き寄せ、台湾人投資家にとどまらず中国人や日本人投資家にも人気のある国です。
しかし逆に、どんな投資の世界でも「リスク」と「リターン」は比例して上下するものです。リターンに魅力が多いということは、逆にその裏側に潜むリスクもそれ相応にある、ということをしっかりと理解し、学んだ上で検討をしなければなりません。政治情勢、金融情勢、景気動向など、人任せにせず自分なりにしっかりと把握してこそ、失敗のない投資ができます。

弊社では現在まで日本の様々な都市の不動産を台湾の皆さまにご提案してきました。東南アジアの新興国に比べると、「目新しさ」や「華やかさ」はあまりありませんが、日本不動産投資はその分、「安定感」「信頼感」が強みでもあります。それらに魅力を感じている台湾人投資家もまだまだ多く、これからもそんな日本不動産の魅力をもっと伝えていけたらな、と思っています。

世界各国の不動産事情を知れば知るほど、日本の不動産のこともまた、詳しく理解できる・・・毎年この博覧会に参加していて思うことです。不動産に限らず、なんでもそうかも知れませんね。外の世界を知れば知るほど、日本のことがよくわかってくる。いろいろな人と出会えば出会うほど、自分とは何者かがよく分かるようになってくる。日本の外でこうして仕事をさせてもらい、多くの学びをいただけることを、本当にありがたく思っています。

では、本日のブログはこのへんで。
それではまた!

2019年11月11日 台湾国際不動産博覧会会場より 小川 猛志